厚真町商工会青年部理事の上道和恵さん(39)は、8月21日に福島県郡山市で行われた2024年度商工会青年部主張発表東北・北海道ブロック大会(東北六県・北海道商工会連合会連絡協議会、東北六県・北海道商工会青年部連合会連絡協議会主催)に北海道代表として初めて出場し、優良賞を受賞した。堂々と主張を展開し、同青年部の活動を広く発信した。
上道さんは、5月に札幌市で行われた商工会青年部主張発表北海道大会に出場して、最優秀賞を受賞した。主張内容は、青年部創立50周年記念として取り組んだインターンシップ(就業体験)事業で町内企業への就職者を得た経験や部員が減少する中、うまく外部の力を取り入れて活動している状況などを伝えた。
東北・北海道ブロック大会には、道と東北6県の代表が計7人出場し、主張の内容や構成、表現力などが審査された。上道さんは道大会と主張内容は変えず、表現の仕方や組み立てを改善した。道大会の審査員から、スピーチの仕方や話し方の指導を受け、より良い主張内容になるよう工夫を凝らした。
会場には、青年部の黒崎靖広部長(42)や部員が応援に駆け付けたほか、上道さんが代表を務めるオフィスあっぷ・ろーどが運営する町放課後子ども教室の子どもたちなどが、動画で応援メッセージを送った。
大会を終え、上道さんは「多くの方にお世話になった東北の人に厚真町商工会青年部の活動を報告できる機会はなかなかなく、良い経験をさせてもらった」と振り返る。主張発表を通じ、自分の考えを深掘りし、文章を作成した経験が印象に残ったという。今後はこの経験を事業に生かすほか、幅広い視点で青年部活動をしていく考え。
上道さんの主張発表を見守った黒崎部長は「道大会で最優秀賞を受賞し、東北北海道大会まで連れて行ってもらった。お疲れさまと言いたい」とねぎらった。