暮らしから生まれるアート 地元工芸作家の作品が集結 「白老の手仕事展」 3

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  • 2024年9月28日
暮らしから生まれるアート 地元工芸作家の作品が集結 「白老の手仕事展」 3

  白老町在住の工芸作家17組による「白老の手仕事展」を紹介します。アイヌ刺しゅう、木彫り、大漁旗を用いた作品に陶芸と、さまざまな作品が集結する、見応えたっぷりの展示です。

   企画した前町地域おこし協力隊の乾藍那さん(37)は「白老の作家さんには、それぞれに師匠がいて、先人の作品を見たり先生に教わって制作している。人と人との関係が作家のルーツとなり、そこからアーツ(作品)が生まれています」と話しています。

   仕事で北海道中を巡っていた私は、白老には他の地域と比べて作品作りに携わる手先の器用な方が多くいらっしゃると感じていました。今回の展示を通じて、なぜ白老で「作品作り」に向き合う方が多くいるのか、何となく感じていたことの答えに近づけた気がしています。

   地域の皆さんが大事にしてきた、白老に根付く「手仕事」文化を、ぜひ体感してください。期間中の一部日程でアイヌ刺しゅう体験や無料映画上映のイベントもあります。公式サイト(https://www.shi-ra-oi.jp)から詳細をご確認ください。

  (広報担当・八木皆実)

   メモ 「白老の手仕事展」は10月3~20日(午前11時~午後5時)、しらおい創造空間「蔵」(白老町本町)に展示。同14日を除く月~水曜と祝日は休み。

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