洞爺湖町在住のアーティスト「野生の学舎(新井祥也さん)」の作品「交信」を紹介します。ルーツ&アーツしらおいへの参加は3年目です。昨年度、社台海岸でらせん状に彫った流木を、今年度は天に向かって立てるという、2年がかりの大作です。
15メートルもある巨木を立てるには数々の課題がありましたが、協力者で社台に事務所を構える久保工務店さんやスタッフと知恵を絞り、課題を一つずつクリアして作品を完成させました。
海岸に堂々とそびえ立つ流木たちの姿を見たとき、一瞬で心をわしづかみにされたのは、困難にも負けない、流木たちの真っすぐな力強さに圧倒されたからかもしれません。
新井さんは「関わるみんなとつくり上げてきたもの。みんなで形にしていく過程が一番面白い」と話します。新井さんと地域との協働によって生まれた「交信」は、公開から数日たった今、見る人の心までもつなげています。作品を見た皆さんが感じたことを、聞かせていただけるとうれしいです。
(広報担当・八木皆実)
メモ 「交信」は11月1日まで、社台海岸(白老町社台)に展示。
※詳細は公式サイト(https://www.shi-ra-oi.jp)で確認を。