白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団(札幌市)は10月1日から、同施設の午後2時以降の入場料を半額にする「14時入場券」(当日のみ)を販売する。販売期間は来年3月30日まで。大人は600円(1日券1200円)、高校生は300円(同600円)とする。
国土交通省は今年3月に策定したウポポイ誘客促進戦略の中で「夕方以降の割引などメリハリを付けた料金制度を検討する」としていた。他の割引との併用は不可とする。来年度以降の実施の可否は「今後の結果を踏まえる」としている。
午後2時以降は、国立アイヌ民族博物館の展示鑑賞や体験交流ホールの伝統芸能、短編映像上演、伝統的コタンの文化解説プログラムなどが楽しめる。10月1日以降の開演時間は、31日まで午前9時~午後6時、11月1日~来年3月31日は午前9時~午後5時。