厚真町の厚真中学校(渡辺知峰校長)は20日、第36回学校祭を開いた。全校生徒69人が学年ごとに演劇や合唱を発表したほか、生徒会の企画で吹奏楽演奏やダンスを披露した。
演劇では、1年生が1980年代を舞台に中学時代にクラスメートだった生徒が集まり、当時の話を展開する「がらんどう」、2年生が認知症をテーマに家族の絆を表現した「BuquetwithLove」、3年生が戦争時代と現代の二つの時代が交わるファンタジーストーリー「戦争を知らない子どもたち」を舞台で発表。見ている在校生や保護者を迫真の演技で魅了し、終了後は温かい拍手を浴びた。
生徒会企画では、代表の生徒が吹奏楽演奏やダンスを発表し、会場は盛り上がった。
参加した3年の押見芽泉さん(15)は「今年は悔いのない学校祭となった。どの学年もみんな輝いていた」と声を弾ませた。