第77回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選の部長・監督・主将会議が18日、苫小牧中央高校で開かれ、来春のセンバツ甲子園につながる大会の組み合わせが決まった。苫小牧・とましんスタジアムで28日に開幕する大会には昨年と同様に胆振、日高の20校17チームが出場し、二つの支部代表の座をトーナメントで競う。
抽選では、各校の主将らが箱に入った番号付きのピンポン球を引くくじで、初戦の位置を決めた。
組み合わせを見ると、Aブロックには8チームが配された。前回秋の支部代表の駒大苫小牧は室蘭栄、今年度の夏に南北海道大会(7月)へ勝ち進んだ苫小牧工業は北海道栄と初戦でそれぞれぶつかる。
Bブロックは9チームの争い。前回秋の支部代表の苫小牧中央は浦河との初戦となり、今年度夏に支部予選を突破したチーム同士が新体制となって激突する。連合を組む同士の苫小牧西・えりも・富川と室蘭東翔・室蘭工業も初戦で準決勝進出を競う。
最終日の5日にA、Bブロックの代表決定戦が行われる日程で、道大会(10月16日開幕、大和ハウスプレミストドーム)進出チームが決まる。
―連合で挑戦「試合楽しむ」
今年度の夏、単独出場した苫西、えりも両校は富川と3校連合を組み、秋の新人戦に挑む。苫小牧西4人、えりも6人、富川1人の計11人の陣容。主将の田中健大は、えりもの野手で「普段はできないけれど、土日に苫西で集まって練習してきた。試合を楽しむつもりで、一勝でも多く勝ちたい」と意気盛ん。「みんな仲良く、コミュニケーションが取れている」と胸を張る。指揮に当たる苫西の加茂久貴監督は「野球好きが集まったチームです。最後まで楽しくプレーしてくれれば」と語った。