白老美術協会(田中照比古会長)は22日まで、白老町中央公民館で第56回「白美展」を開いている。発足から半世紀以上の歴史を刻む同協会の作品展には、60~90代の会員14人の油彩やアクリル画、コンピュータグラフィックなど計17点が並んでいる。観覧無料。
ミズバショウが咲き始める「春のポロト」(45・5センチ×38センチ)を描いた町栄町の石井輝昭さん(85)や8月のポロト湖越しに見える伝統的コタン群「ポロト湖のチセ」(41センチ×31・8センチ)を描いた町萩野の八島桃子さん(80)、1970年代の旧虎杖浜駅舎「駅」(45・5センチ×38センチ)を描いた町白老の天野清勝さん(77)ら、地元ゆかりの風景画などが展示されている。田中会長は「ベテラン会員の個性が光る会場を見に来て」と呼び掛けている。
午前10時~午後5時(最終日は同4時まで)。陶芸作品は今年、旭川市の陶芸展に出品するため例年の展示を見送った。