ダーウィンCarryが優勝 東日本軟式野球1部南北海道大会

  • スポーツ, 野球
  • 2024年9月17日
優勝した西胆振代表の社会保険労務士法人ダーウィンCarryメンバー=16日、とましんスタジアム
優勝した西胆振代表の社会保険労務士法人ダーウィンCarryメンバー=16日、とましんスタジアム
2回戦〔王子苫小牧―三石協会〕試合をつくり、勝利投手となった王子の森井=15日、とましんスタジアム
2回戦〔王子苫小牧―三石協会〕試合をつくり、勝利投手となった王子の森井=15日、とましんスタジアム

  第47回東日本軟式野球1部南北海道大会(道軟式野球連盟主催、同苫小牧支部主管)最終日は16日、とましんスタジアムで決勝が行われ、社会保険労務士法人ダーウィンCarry(西胆振)が函館市役所(函館)を4―3で下して優勝した。

   ダーウィンは3点を追った三回に1点を返し、2点差で迎えた四回、難波海が走本塁打で1点差まで詰め寄った。六回に暴投で同点に追い付き、内野ゴロで逆転。その後も函館市役所の反撃を許さなかった。創部3年目での優勝を遂げ、来年の東日本大会出場権を手にした。

   南北海道大会には、14チームが出場した。ダーウィンの所在地は伊達市。1回戦でGRAND SLAM(札幌)に9―5で快勝。2回戦でアトムズ(小樽)を下し、15日の準決勝もエムズベースボールクラブ(室蘭)に勝って決勝に駒を進めていた。

   閉会式では道軟式野球連盟の松原暉副会長が頂点を競った両チームを表彰。あいさつで健闘をたたえ、「また来年の大会に切磋琢磨(せっさたくま)して出場してほしい」と激励した。

   ▽決勝

  函館市役所

  012000000―3

  00110200X―4

  社会保険労務士法人ダーウィンCarry

  (函)阿部、高畠、阿部―高畠、上田、高畠

  (社)中西―高橋

 🉀難波海(社)

 🉂森(函)大家(社)

 -社会保険労務士法人ダーウィンCarryの佐々木聡監督

   序盤はなかなか相手投手を攻略できずに苦しんだ。我慢して1点ずつ返していくことを心掛けた。優勝はとてもうれしい。西胆振は野球人口が減ってきているので町に元気を与えたかった。四回にランニング本塁打を放った難波海はチャンスに強い。試合の悪い流れを変えてくれた。

 ―50代2投手が奮戦 [王子製紙苫小牧岡坂と森井]

   準決勝で惜しくも敗れた苫小牧支部代表一角の王子製紙苫小牧は第2日の15日、2回戦からの登場で、突破の初戦は森井、準決勝は監督兼任の岡坂がそれぞれ完投して20~30代が多いライバルチーム打線相手に奮戦した。森井59歳、岡坂56歳で両左腕投手は硬式の社会人野球かつての経験選手だ。

   岡坂は20年前まで活動した同工場硬式野球部の元野手。準決勝の函館市役所戦では先発で接戦の試合をつくりながら九回に3点先行の展開から逆転サヨナラを許した。「先頭打者を出したのが余計だった」と悔やんだが、粘投を振り返り「真っすぐは遅い。でも心掛けていたコースに出し入れして打者をかわす投球はだいたいできたかも」と語った。

   王子の旧硬式チームの後輩で、今大会は率いる女子軟式チーム指導の都合で欠場した捕手の55歳、大滝とはあうんのコンビを組んでいて、朝野球の別のチームに所属するなど軟式でのプレーを続行中の岡坂。「やっぱり野球が好き。年齢もあって1年1年ですけど、楽しくプレーできれば」と続投を宣言していた。

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