むかわ町の有志でつくる「鵡川SUP(サップ)」は、町を代表する1級河川の鵡川で水上アクティビティー「SUP」の普及を進めている。町かわまちづくり計画が国のかわまちづくり支援制度に認定され、鵡川地区と穂別地区でSUPやカヌーなどが楽しめる環境整備が行われる見通しとなり、「鵡川の魅力を高め、川に親しむ機会が増える」と歓迎している。
SUPは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称で、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むアクティビティー。湖や川で楽しむことができる。
町大原の法城寺住職、舛田那由他さん(43)と町福住の合同会社GCs(ゲーシーズ)代表社員、三上誉人さん(35)の2人が鵡川SUPを結成し、2022年に町内のプールでSUP体験を始めた。メンバーは現在8人ほどで、鵡川の河川沿いからボードを進水させ、パドルを操作して1~2時間ほど河川に滞在する体験を不定期に実施している。
舛田さんは町まちづくり委員会のメンバーとして、以前からSUPの活用を訴えてきた。特別な技術や体力がなくても楽しめるため、鵡川に接する機会が少ない子どもたちにも、鵡川の魅力を広く伝えられると考えた。
町かわまちづくり計画が国の支援制度に登録され、6日に町役場で行われた伝達式には舛田さんも駆け付けた。舛田さんは鵡川でのSUPの魅力について「春日から鵡川大橋、河口を移動すると風景が変わり面白い」と語り、「ゆくゆくは事業化したい。川のSUPの日本一を目指したい」と意気込んだ。
鵡川SUPの体験、問い合わせは舛田さん 携帯電話090(9080)8932。