白老町商工会青年部は16日、「第1回しらおいまるごとグルメフェス~白老を挟んじゃおう~」を町若草町の白老駅北観光インフォメーションセンター(ポロトミンタラ)敷地内で開催し、町民ら約2000人が来場した。町内の飲食店が営むキッチンカー3台を含む計10店が出店し、それぞれ地元特産品を具材にしたハンバーガーやホットドッグなどを販売した。
同青年部は、まち自慢のパンとブランド牛を使って独自に開発した1個3000円の「白老和牛プレミアムバーガー」を予約限定で30個販売。受け取り窓口には午前11時の開会前から長蛇の列ができた。空知管内栗山町から購入に来た自営業の早苗雄二さん(69)は「3000円のバーガーがどんなものか分からないが楽しみ。家に持ち帰って家族と食べる」と話した。
家族5人で訪れ、みんなで和牛バーガーや海鮮バーガーを頬張った白老町緑町の会社員、桐本芳紀さん(66)は「まず、出来たてが素晴らしい。海鮮かき揚げのしゃきしゃき感や和牛の柔らかさを感じる」と満足そうに語った。
青年部長の大塚雄裕さん(38)は「予想以上の反響で驚いている。(町主催の)ポロトミンタラフェスが前日にあったので、その影響も大きかったかもしれない。多くの方に楽しんでいただけて本当にありがたい」と手応えを語った。特産品を使った地域振興の食イベントは来年以降も継続したい考えだ。