全レースに町名の冠大いにアピール安平町優駿の里パワフルデーエンジョイ競馬（９）

９月３日、門別競馬場での安平優駿の里パワフルデーで設置された特設テント

レース後の表彰式で関係者と写真に納まる安平町及川秀一郎町長（中央）

　　競馬場へ出掛けて、町の魅力に触れてみよう―。地方競馬は、自治体や企業、団体など、さまざまな団体の支援や協賛を受け開催されている。各協賛デーでは、競馬場でのイベント、特産品のプレゼント、販売など、いずれもファンサービスとして提供されている。

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　　「安平町優駿の里パワフルデー」。９月３日、日高町門別競馬場でのホッカイドウ競馬は、こう銘打って開催された。第１Ｒから最終第１２Ｒまで、全レースに「安平」の名称が付けられた。また、同町で競走馬を生産するノーザンファームではディープインパクト、アーモンドアイ、イクイノックスなど多数の名馬を送り出してきており、「優駿の里」も安平町らしい形容だろう（全１２Ｒのレース名は別表の通り）。

　　当日は、競馬場内の特設テントに安平町コーナーが設けられ、特産品の販売や抽選会が実施された。レース名にもある特産品が多数、チーズなどの乳製品、焼酎、日本酒、メロンなどの果物、野菜、スイーツなど、さながら”安平市場”だった。特産品はホッカイドウ競馬のホームページ上で抽選プレゼント賞品としても提供された。

　　安平町では２０１８年に今イベントを始め、今年で７回目になる。当日は及川秀一郎町長も駆け付け、レース後の表彰式でプレゼンターを務めた。町の担当者によると、現地で業務に当たった職員のほか、プライベートで駆け付けた職員も多かったという。

　　市町村からの１日単位での協賛は、１６年平取町が第１号で、安平町は２番目になる。他町も行っており、今年の名称（メイン競走）を紹介したい。

　　▽８月６日第１２Ｒ風かおる優駿桜国新ひだか特別▽８月７日第１２Ｒ新冠町長杯レコードな町新冠特別▽８月８日第１１Ｒ平取町長杯「平取すずらん特別」。浦河町の協賛デーは１０月１５日を予定。

　（フリーライター・大滝貴由樹）

　「安平町優駿の里パワフルデー」全１２レース

　１Ｒ　安平町就農研修生募集賞

　２Ｒ　安平町「安平山スキー場」賞

　３Ｒ　安平町道の駅賞

　４Ｒ　安平町「鹿公園」賞

　５Ｒ　優駿の里安平町早来かりんず賞

　６Ｒ　優駿の里安平町夢民舎賞

　７Ｒ　優駿の里安平町「馬歯酒」賞