GK成澤優太 「セーブ精度向上を」 アジアリーグ制覇へ 羽ばたけ、鷲軍団!㊤ レッドイーグルス北海道

  • アジアリーグ制覇へ「羽ばたけ、鷲軍団!」, 特集
  • 2024年9月12日
GK成澤優太 「セーブ精度向上を」
アジアリーグ制覇へ 羽ばたけ、鷲軍団!㊤ レッドイーグルス北海道

  アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は14日、日光市でリーグ初戦を迎える。チームから日本代表に7選手が選出された冬季五輪最終予選を終え、短期間の全体練習を経てのアウェー戦。代表で先発マスクをかぶったGK成澤優太、主将を務めたFW中島彰吾にアジアリーグへ向けた意気込みを聞いた。

  ―五輪最終予選を振り返って。

   強豪国を相手に僅差の戦いをしたものの、本戦出場の切符を獲得できず、本当に悔しい大会となった。今回の五輪予選は、自分のアイスホッケー経験の中で4大会目の挑戦だった。1、2大会目は防具を付けることもできず、3大会目もベンチには入れたがメインでの出場はかわなかった。

   ここまでの悔しい道のりを経て、今回やっと先発GKのポジションをつかむことができたので、結果にこだわったし、勝利したかった。チームメートも一人一人が強い思いを持っていたし、日本のアイスホッケー界の将来を背負う気持ちで臨んだが、それだけでは足りなかった。

  ―今季、チームでは最年長となるが。

   言葉でチームを引っ張るタイプではないし、以前からプレーで引っ張っていこうと思ってやっている。リンクに上がれば年齢も関係ないし「若い選手には絶対負けない」という気持ちで臨んでいきたい。

  ―より技術を上げていくための取り組み。

   世界選手権大会(4月、イタリア)に出場した際、他国のGKを見ていた。特にハンガリーのGKは動きが速く、(失点を防ぐことで)チームを勝利に導いていた。これは、自分にも必要な部分と感じたので今季、陸上からアジリティー(機敏さ)を上げられるようなトレーニングをメインに取り組んできた。身体的にも良い感覚があるので継続して伸ばしつつ、試合では相手に対して素早く正対し、シュートへの準備をしっかりして構えることで、セーブの精度を上げていきたい。

  ―今季の個人目標と意気込みを。

   昨季は小野田選手と試合出場数がほぼ同じの中、成績の差がほぼなかった。新加入した佐藤選手も素晴らしい技術を持っているので、まずはチーム内の3人のGKで切磋琢磨(せっさたくま)して、試合に出場していきたい。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。