気が早い

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  • 2024年9月10日
気が早い

 百貨店各社が早くも、新年に向けて取り扱うおせち料理を発表した。能登半島地震の被災地支援になるよう北陸の食材を使った「和風おせち」、若年層の関心を集めようとお重や風呂敷に昭和レトロ風のデザインを施した「レトロおせち」など、多様な商品を用意している。

 近年はおせち料理の一部やお重入りを買う世帯が増えているが、従来は家庭で作られてきた。わが家の味がある場合は伝授され、しゅうとめと嫁には、ある意味、特別な料理といえそう。また、苫小牧市の公共施設などでは手作りおせちの伝統が続くよう、作り方を教える料理教室が毎年12月に開かれていた。ここ10年ほど、それがないのは残念だ。

 料理には、昆布巻きを養老昆布(よろこぶ)と語呂合わせしたものなど縁起物が多い。日本らしさを感じるだけに、洋食や中華料理の紛れ込んだお重には個人的に疑問を抱くが、固いことは言わず、「明るい新年を願って食べるごちそうがおせち」と思うようにしている。

 食べる時は両側が細くなった祝い箸の使用がお薦め。片方は自分用、もう片方は神様用に作られており、神様と一緒にいただくことで、ご利益を期待できそうだからだ。こんなことを考えるようでは、百貨店より気が早いだろうか。(林)

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