兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを巡り、日本維新の会は8日、斎藤氏に対し、辞職要求と出直し選挙の実施を9日に申し入れる方針を固めた。同県議団の幹部が明らかにした。県議会最大会派の自民党なども辞職を求める方針を固めており、県議会の大多数が斎藤氏に辞職を求める方向でまとまる見込みだ。
維新は8日の会合で、6日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の証言に関し、「県民の納得する説明になっていない」などと判断した。
最大会派の自民党県議団は12日に辞職を求める申し入れを行う予定で、他会派に賛同を呼び掛ける。一方、立憲民主党などの県議による「ひょうご県民連合」は、19日に開会する9月定例議会に斎藤氏の不信任決議案を提出する方針を決めている。