セブン&アイ・ホールディングスは6日、買収提案を受けているカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールに対し、「提案は当社の本源的価値を著しく過小評価している」などとする書簡を送付したと発表した。また、1株当たり14・86ドルの買収額を提示されたことも明らかにした。
書簡では、米国の競争法上の課題についても「適切に考慮されていない」と指摘。5日の取締役会で、「株主などの最善の利益に資する提案ではない」と全会一致で結論付けたとしている。
セブン&アイは先月19日にアリマンタシォンから法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると公表。独立社外取締役のみで構成する特別委員会を設置し、提案内容を精査していた。