小中学校の夏休みも終わり気付けば9月だがまだまだ暑く、湿度も高い。温暖化が進み、幼児まで熱中症という言葉を口にする昨今。団塊世代の両親(江別市)が昨夏のような猛暑でダウンしないか心配し7月、東京の妹と共同出資で実家にエアコンを取り付けたが節電を意識し過ぎるあまりかほとんど動かしていないことが判明した。早期設置に尽力してくれた家族らには申し訳なく思う。
先月、久々に実家を訪ねると居間が蒸し蒸ししており温度計に目をやると室温29度、湿度70%。父に「エアコンつけないの」と聞くと、「窓開ければ涼しいし」のひと言。「今夏はエアコンがないと死んでしまう」と春先まで弱音を吐いていた母も平気そうでニコニコとうなずき、「その温度計壊れているね」。子の心、親知らず。最新エアコンはあるだけで役立つ安心安全装置だと思うことにした。
この話を日頃から取材などでお世話になっている両親とほぼ同年代の地元の女性に伝えると「わが家も今春、エアコンを設置したけど電気代も心配。除湿がエコと聞いたので冷房は数えるほどしか使っていない」とのこと。この世代はたくましいなと常々感心するが、体は悲鳴を上げているかもしれない。朝晩の寒暖差も大きくなる。ご自愛ください。(輝)