白老町石山の萩野自動車学校(髙野末保校長)で1日、同校の主催では初めてカーフェスティバルが開かれた。町内外から約500人が訪れ、1930~80年代の旧車の鑑賞やキッチンカーの食事、電気自動車(EV)の試乗体験を楽しんだ。
日本工学院北海道専門学校(登別市)、北海道電力ネットワーク共催。
同校では約20年前に旧車などを約100台並べる「オールドモーターフェスティバルinはぎの」を敷地内で開催しており、今回は自校で各種免許を取得した町民らへの恩返しとして髙野校長らが企画した。
会場に国産車のトヨタやダットサン、外国産自動車のクライスラーなど、1930年代から約半世紀生産されたクラシックカー計57台を展示し、車好きを喜ばせた。
自動車メーカー5社によるEV試乗、キッチンカーによる焼き鳥やたいやきの提供も行い、北海道栄高校吹奏楽部は演奏を披露して場を盛り上げた。
苫小牧市桜坂町から親子2人で来た会社員水上聡さん(58)は「乗りたいと思った車が展示され、懐かしい気持ち。古い車を今も乗り続けている人たちは素晴らしく、この場で(部品などの)情報交換もできるようにした自動車学校にも敬意を表する」と語った。
髙野校長は「多くの方にお越しいただき、当校をPRする機会にもなった。来年以降も開催できたら」と話していた。
同日は、ツーリング月刊誌「バイクジン/培倶人」を発行する実業之日本社の同誌編集部主催「BikeJIN(バイクジン)祭り2024@北海道・白老」も町北吉原の白老滑空場で開かれた。町内外からライダーが集まり、オートバイの最新モデルの試乗を満喫した。