白老町は水道事業の現状と収支見通し、経営目標を盛り込んだ町新水道ビジョン・経営戦略(案)をまとめ、26日の町議会全員協議会に報告した。2024年度から10年間の計画で、現行料金のまま推移すれば27年度に1億6013万円の赤字に転落し、33年度には13億3921万7000円が不足するとの見通しを明らかにした。
同案では、予想される累積赤字解消のため25年度に48.6%、30年度に40.9%の料金改定を実施した場合の経営シミュレーションも示した。町は「この率での料金改定につながるものではない」としながら、秋にも料金見直しを検討する町上下水道事業運営審議会に諮問する考え。