白老町花とみどりの会が北海道開発局の道路功労者表彰(北海道道路協会会長表彰)を受賞し、26日に白老町役場で伝達式が行われた。室蘭開発建設部の佐藤徹部長から感謝状を受け取った粂田正博会長(74)は「長年の会員の皆さまの働きによるもの。白老を訪れる人たちの心を花で和ませる活動を今後も継続していきたい」と述べた。
同会は1984年に町高齢者大学クラブの有志20人が組織したハウス委員会が前身。89年に現在の名称となり、2004年から国土交通省の国道美化プログラムの活動団体に参画している。国道36号沿いのヨコストはなのみち(町社台、約120メートル)と虎杖浜フラワーロード(町虎杖浜、約350メートル)で植樹帯の花植えや維持管理、歩道清掃などに20年間従事。民族共生象徴空間(ウポポイ)が開園した20年以降は、同施設前で植栽を行っており、これらのボランティア活動が評価された。
式には、ヨコストはなのみち会長の田村文一氏(90)と虎杖浜フラワーロード会長の桔梗原安雄氏(77)も参列。佐藤部長は「皆さまの活動は町並みの景観をより良くするだけでなく、地域住民の美化意識向上や道路利用者のマナー向上にも大きく貢献している」と激励。大塩英男町長は「暑い日も雨の日も地道な作業で環境美化に貢献いただいた。観光面でのおもてなしでも力添えを頂いている」と感謝の祝辞を寄せた。