白老町は町立国民健康保険病院の内科常勤医に、9月1日付で十勝管内大樹町立国民健康保険病院内科医長の藤岡洋介氏(62)を採用する。26日、町議会定例会8月会議の行政報告で大塩英男町長が明らかにした。
報告によると、藤岡氏は神戸大学医学部を卒業後、同大付属病院での勤務を皮切りに道内では根室管内羅臼町や中標津町の公立病院に勤務。米国ピッツバーグ大学やミシガン大学の家庭医療科などを経て、2016年7月から現職。
専門は家庭医療や総合診療科で、病気を初期に総合的に診るプライマリケアに精通している。大塩町長は「来年5月の新病院開設および地域医療提供体制の確保に向け、尽力いただけると期待している」と述べた。町議会定例会では、同病院事業会計補正予算案1件を原案通り可決した。