海産物の販売などを手掛ける厚真町浜厚真のめぐみ水産(佐々木俊之代表)は25日、同社でインターンシップ(就業体験)をしている道外の大学生2人と開発した海産物の加工品3品を、安平町の道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーションで販売した。評価の高かった品は、31日以降に販売する。
3品は、タコを揚げた「一本揚げ」(500円)と、ホッキ貝やシシャモのだしなどを入れた小籠包「魚籠包」(600円)、オオズワイガニを活用したスープにパンを漬けて食べる「Ohooズワイガニのビスク」(700円)。
開発に携わった学生は、一般社団法人DOFORFISH(ドゥーフォーフィッシュ、札幌市)の「海のインターンシップ」事業で31日まで就業体験している大阪工業大学3回生の北野裕也さん(21)、国学院大学2年生の国嶋葵さん(20)。道の駅では商品の販売も担った。
ビスクと魚籠包を購入して味わった三笠市のアウトドア用品製造、高橋千賀子さん(49)は「ビスクはスープが濃厚でパンもおいしかった」と喜んだ。魚籠包はほぼ完売したという。
北野さんは「自分たちの想定と違う売り上げ結果になるなど、インターンシップに参加して良い経験ができた」、国嶋さんは「水産について学び、商品をどう売るか、どう伝えるか深く考えさせられた」と話した。