白老町環境町民会議(粂田正博会長)は24日、町東部に広がる環境省選定「日本の重要湿地」のヨコスト湿原でごみ拾いを行った。会員や町職員、北海道開発局、賛同企業から計約40人が参加し、作業を通じて環境保全意識を高めた。
クリーンアップ事業の一環で、毎年実施している。
この日は、海に面した浜側で活動した。参加者はごみ袋と火ばさみを手に、投げ捨てられているジュースの空き缶やペットボトル、食品の包装容器など、可燃ごみ70キロ、不燃ごみ40キロを拾い集めた。
粂田会長(74)は「活動が、ごみや環境問題について町民一人ひとりが考えるきっかけになれば」と話していた。
同会議は町内の環境保護団体、企業、町民などで構成し、海岸清掃や自然観察会、環境セミナーなどを実施している。