第62回大鷲旗争奪苫小牧朝野球大会は23日、とましんスタジアムで3位決定戦が行われ、下川原アルミ工業が5―3で新興電気をかわした。
決勝のEquess89―Felizは9月3日、同球場で行われる予定。
▽3位決定戦(23日、とましんスタジアム)
下川原アルミ工業
0140-5
0021-3
新興電気
(四回時間切れ)
(下)坂本―原田
(新)岡坂―大滝
🉁坂本(下)
🉂工藤、石川(下)佐藤(新)
▽球審 成田昭
▽塁審 松原、伊藤、玉田
下川原アルミ工業が終始先行した。二回先頭の坂本が三塁打し、石川が先制適時打。三回は1死満塁で石川が走者一掃の二塁打を放った。
新興電気は三回に1死二、三塁で大西の内野強襲の当たりで2点。四回も得点圏に詰めて大滝の内野ゴロで1点返上も追い付けなかった。
―今日のヒーロー
下川原アルミ工業・ 坂本琢磨 投手(26)「取り返したかった」
先発し、4回投げて新興電気の反撃を3点に抑え、重要な一戦の勝利投手に。「守備に助けられました。打たせてアウトを取ることだけを考えた」と無心の投球を振り返った。
打撃でも二回に右翼線に三塁打を放ち、続く石川の先制打をお膳立てするなど活躍した。準決勝でも先発したが、やや不本意な投球で敗れ、「取り返したかった」。3位戦のプレーに悔しさをぶつけた。
北見出身。北見工業高では夏の北北海道大会ベスト4を経験した元球児。勝ち残っている他の朝野球大会もあり、「まだ頑張りたい」と気合を入れ直していた。