まつりの変化

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2024年8月21日
まつりの変化

  商業や観光に関わる分野を取材することが多い。ここ何年か、新型コロナ感染症の流行などもあって週末のイベントから足が遠のいていた。今年は仕事もあり、さまざまな催しやまつり会場を訪れている。

   飲食物や子どもが喜びそうなくじ、お面などのおもちゃを販売する露店やキッチンカーの価格が総じて以前より高い印象に驚く。確かに、普段の買い物をするスーパーマーケットやドラッグストアでの会計も高騰している。イベントでの出費が高くなるのも当然といえば当然か。

   しかし、自分が中高生だった1990年代。1000~3000円程度の小遣いで、「あれを食べよう、これをしよう」とうきうき、わくわくしながら友人らと会場をうろうろしていたことが思い出される。

   改めてまつり会場の様子を思い起こすと、子どもだけのグループは昔よりも少ない印象。防犯も考えるとそうならざるを得ないが、なんとなく味気なく思う。(今)

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