7月3日から新紙幣が発行され、苫小牧市内のATMでも見られるようになった。
これまでお札には愛称があった。旧1万円札なら「諭吉」、旧1000円札は「英世」。ネット上では新紙幣発行時に「これから何と呼ぼうかな」というコメントが相次いで投稿され、世間をにぎわせていた。
調べていくと、1000円札は「北里先生」、5000円は「梅子」、1万円札は「栄ちゃん」という愛称が定着しつつある。特に渋沢栄一に関しては、日本を代表するロックアーティスト矢沢永吉さんの愛称と音が同じこともあり、略語に慣れている若者から矢沢世代まで、幅広く活用されているようだ。
1万円を使用した場合には「栄ちゃん飛んだ」、数千円のお小遣いをもらったときは「北里先生ゲット」など、早速一つのワードとして世間で使われている。
呼び方はどうであれ、親しみを持つことで、お札の肖像が何をした人物か分かればいいと思っている。(富)