「やっと会いに来られた」 遺族ら、御巣鷹の尾根へ―日航機墜落39年

  • ニュース, 国内・海外
  • 2024年8月13日
「やっと会いに来られた」
遺族ら、御巣鷹の尾根へ―日航機墜落39年

 乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故は、12日で39年を迎えた。「やっと会いに来られた」。墜落現場となった「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村、標高約1565メートル)には、朝から遺族ら230人が慰霊登山に訪れ、登山口から険しい山道を上り、坂道に点在する墓標の前で故人を悼んだ。

 事故では、修学旅行の下見の帰りだった親和女子高校(神戸市)の教諭3人も巻き込まれた。この日、教え子だった女性4人が慰霊登山に訪れ、「先生、お久しぶりです」と墓標に語り掛けた。

 事故で夫を亡くした小沢紀美さん(68)が4人を先導。墜落地点に立つ「昇魂之碑」の前で、スマートフォン越しに同校に集まった関係者とビデオ通話した。「この時間につながることで、山に来られない人にも伝えられる」と笑顔を見せた。

 田仲威幸さん(74)=奈良県御所市=は、妹の吉田仁美さん=当時(28)=夫妻と、生後3カ月だった仁美さんの娘を事故で亡くした。墓標に妹が好きだったビールを供え、「家族は元気にやっているよ」と語り掛けた。

 1985年8月12日午後6時56分、お盆の帰省客らを乗せた羽田発大阪行きの日航123便が墜落した。墜落の7年前に同機が起こした尻もち事故の際、米ボーイング社の修理が不十分だったことが事故原因とされる。乗員乗客524人のうち生存者は4人だった。

 麓の「慰霊の園」では、12日午後6時から遺族や関係者が出席し、追悼慰霊式が営まれた。遺族が520本のろうそくをともし、事故発生時刻に全員で黙とうをささげた。慰霊登山の後、慰霊式に参列した日航の鳥取三津子社長は式典後、「安全には、いかなる緩みも妥協も許されないと改めて感じた」と語った。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー