白老町環境町民会議(粂田正博会長)は7月31日、町内の小中学生を対象とした「しらおい夏の海塾」を町東部のヨコスト海岸で開いた。子どもたち12人と保護者5人が参加。海岸に生息する生き物を観察したり、湿原を散策したりして古里しらおいの自然の豊かさを学んだ。親子で浜辺のごみ拾いも行った。
同会議が2010年度から開く環境教室の一環。同海岸で人工リーフ(潜堤)の設置などを手掛ける室蘭開発建設部苫小牧砂防海岸事務所の職員が、リーフに生息するヒトデやカニ、ウニなどを水槽に入れて紹介した。児童らはヒトデを実際に触るなどして、じっくり観察した。
親子2人で参加した白老小学校2年の伊藤夕夏さん(8)は「カニの甲羅がゴツゴツしていた。(浜辺に)ごみが多いのも驚いた。きれいにしようと周りに呼び掛けたい」と話していた。