兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は2日、8月下旬に行う証人尋問に斉藤氏の出頭を求めることを決める。告発文書などで指摘された疑惑について、知事本人に事実関係を確認する。
百条委は斎藤氏以外にも県幹部など計10人程度の出頭も求める。県幹部への尋問は原則公開とするが、被害者など、証言することに心理的負担が生じる場合は非公開も可能とする。
これまで斎藤氏は同委から証人として出頭を求められた場合は応じる姿勢を示している。自身に向けられたパワハラ疑惑に関しては「厳しく指導したことはあったが、基本的な業務の範囲内の指導だ」と主張。ハラスメントには該当しないとの認識を強調している。