安平町は1日、町内のかんがい用水、浄水場の各2カ所で7月22日にPFAS(有機フッ素化合物、ピーファス)に関する水質検査を独自に実施し、いずれも国の飲用水の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)以下の結果となり、安全性が確認されたと発表した。
水質検査は、道の検査で苫小牧市の苫小牧地区工業用水道(苫小牧工水)第2施設の取水地点、安平川の原水から暫定目標値を超えるピーファスが検出されたことを受け、農作物の風評被害対策を目的に実施した。
結果は、追分地区畑地かんがい用水で0・4ナノグラム、早来地区畑地かんがい用水で1・1ナノグラムが検出された。浄水場は、臨空、富岡浄水場とも0・15ナノグラム未満で、使用に問題はないという。
一方、道が実施した安平川の水質検査では、8地点中1地点で暫定目標値を超えるピーファスが検出されており、町は「今後も道による原因特定調査に協力していく」と説明している。