白老町と姉妹都市を結ぶ青森県つがる市の小学校4校から5年生17人が7月30日、修学体験プログラムで同町を訪れた。1日まで3日間滞在し、初日は町役場の大塩英男町長を表敬訪問したほか、仙台藩白老元陣屋資料館を見学した。
つがる市姉妹都市協会(清野幸喜会長)の主催。大塩町長は「友達と協力して(体験を)成長の機会につなげて」と呼び掛けた。児童から白老牛のおいしい食べ方を聞かれ、「肉本来の甘みを感じるには塩やわさびを付けて食べるのがお勧め」と話した。町長もつがる市のお勧めを尋ね、子どもたちは元気よく「ふじや王林などのリンゴ」「にんにく」「白神山地」と口々に答えた。
つがる向陽小の佐野一冴(いっさ)さん(10)は「思い出に残る体験にしたい。ポロト湖のいかだ乗りと温泉が楽しみ」と目を輝かせた。引率する主催者理事の渡辺典睦さん(72)は「姉妹都市である白老の歴史と文化をしっかり学んで帰りたい」と述べた。
期間中、おもてなしガイドセンターによるJR白老駅周辺の散策やいかだ乗り、ムックリ製作、地元小学生とのスポーツ交流、ウポポイ見学などを予定しており、昼食に白老牛を堪能する時間も設けるという。