第13回龍馬旗争奪西日本小学生野球大会最終日は30日、高知県内の球場で決勝が行われ、道代表として出場した苫小牧の飛翔スワローズが12―1で可部南少年野球クラブ(広島県)を下し、道勢初の優勝を飾った。
飛翔は北海道チャンピオンシップ協会主催のC―1トーナメントに出場して5連勝を収め、大会上位に与えられる出場権をもぎとっていた。龍馬旗―は全国63チームが集う夏のビッグトーナメント。
1回戦8―0大高(岡山県)、2回戦8―0五色(兵庫県)、3回戦3―1第4スラッガーズ(高知県)、準々決勝6―0東山ボーイズ(同)と西日本勢撃破を重ねた。準決勝では津山ヤングマスターズ(岡山県)を9―1で下して決勝に進んでいた。25日開幕からダブルヘッダーも含めた6試合で失点はわずかに3。得点は46にも及んで投手力と打撃がかみ合った。
今大会には6年生10人の登録メンバーだけで遠征。投手としては佐藤柊真、西田成柳、泉心耀が継投しながら連戦の疲労を抑えた。打線は「打ち勝つ野球」を旗印に打角、速さ、飛距離にこわだって練習で力をつけたメンバーが成果を存分に発揮した様子。
向井拡充監督は31日、遠征先で「別な全国大会予選で敗退した悔しさをばねに、やってきた野球が全国大会で通用した」と語った。「猛暑日が続く中、帯同した父母が選手のフルサポートに当たってくれ、メンバーは一人も欠けることなく戦い抜いた。指導者も含めて三者で一体の試合ができた」と振り返る。
▽決勝
飛翔スワローズ
31143―12
00010―1
可部南少年野球クラブ
(五回コールド)
(飛)佐藤、泉、西田―西田、日下
(可)小田、荒牧、東條、小田―中田
🉀菅原(飛)
🉁西田(飛)
🉂西田(飛)