兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が斎藤氏に対し、証人尋問への出頭を求める方針であることが30日、関係者への取材で分かった。8月2日の同委で正式決定する。
百条委は30日の理事会で、8月下旬に斎藤氏を含めた県幹部ら約10人の出頭を求める方針を確認。尋問は原則公開で、被害者に証言を求める場合は非公開も可能とする。
これまで斎藤氏は記者会見を通じ、証人として同委から出頭を求められた場合には応じる姿勢を示している。
同委理事会では、知事の疑惑に関する職員向けのアンケートを31日から始めることも決めた。8月14日を回答期限とし、9月中旬にとりまとめる予定だ。