白老牛銘柄推進協議会(岩崎考真会長)は25日、能登半島地震で被害を受けた能登牛生産者の復興支援のため能登牛銘柄推進協議会(吉田健一会長)に義援金を寄付した。6月1、2両日に白老町内で開いた「白老牛肉まつり」に向け購入した能登牛1頭の販売収益93万6964円と会場で集めた募金2万1169円の計95万8133円。
岩崎会長が石川県庁を訪れ、吉田会長に目録を手渡した。吉田会長は元日の発災から半年以上経過しながら復興の道半ばである現状を説明した上で「今回の義援金や応援は、畜産農家の励みになる。(善意は)能登牛を生産されている皆さんに配分させていただき、復旧の後押しにしたい」と感謝した。
岩崎会長は「われわれも胆振東部地震を経験した。同じ牛を育てる生産者として少しでも力になりたい。今後も白老と能登で情報交換し、引き続き交流できれば」と語った。
購入した能登牛は、牛肉まつりでの販売以外に同11日、町教育委員会が「ふっこう応援給食の日」を設け、50キロを学校給食用のビーフカレーとして児童、生徒や教職員らに提供している。