午前6時前に目覚めて、パリ五輪開会式の終盤を見た。現地は雨模様。雨がっぱ姿やビニール傘を持った観衆が歓声を上げていた。「初の屋外開会式」がどんなものかに関心が集まっていたようだが何のことはない、雨具があれば数十億円単位の節約は簡単にできたようだ。エッフェル塔も取って付けたような飾りはなく、照明だけでみごとに映えていた。
女性歌手の「愛の賛歌」が素晴らしかった。高校の音楽の時間、先生の企画なのか、一人ずつピアノの脇に立ち「愛こそ若き日の 尊くけがれない―」と歌ったことを思い出した。照れ臭くて声は出なかったが、家族や友、好きな人の無事と平穏を願うことの大切さは考えられたと思う。2024年という年、人の命や平和を軽んずる権力者、政治家がどれだけ多いか思い浮かべながら、聞いた。
さて日本。セーヌ川近くの競技や行事の行方だけでなく、日本では山形県や秋田県の最上川や真室川一帯の雨量や洪水の動向からも目が離せない。北海道は旭川市など道北地方が大雨の被害を受けたばかりだ。週明けにかけて、東北地方の日本海側では、まだ断続的に強い雨の降る可能性があるという。テレビの天気図を見ると道南地方にも降雨の可能性がありそうだ。しっかりと備えたい。(水)