和太鼓ZINKA(金澤仁裕代表)は28日午後3時半から、白老町本町のしらおい創造空間「蔵」で、若手音楽パフォーマー集団「縁―enishi(えにし)」の公演を開く。町内初の開催で、和太鼓と調和した舞踊の魅力を幅広い世代に伝える。
ZINKAは登別市出身で札幌市在住の金澤代表(34)と、妹の綾花さん(33)でつくる和太鼓ユニット。2人は幌別駐屯地で活動する北海自衛太鼓の演奏に魅了され、1996年に入団。2011年にユニットを結成した後、国内は苫小牧、登別、札幌市や東京、沖縄、海外はブラジルやイタリアなどで公演を実現させた。
21年に渡島管内長万部町在住のダンサーGAIAさん(30)と知り合い、24年4月に「縁」を結成。白老公演は、昨秋に「蔵」を見学したZINKAの2人が「石造りの雰囲気が和太鼓に合う」と開催を希望した。
演奏は、オリジナル曲「地の蒼天(そうてん)」や白老で初披露する新曲「鏡花水月(きょうかすいげつ)」などを予定。ダイナミックなばちさばきと勇壮な太鼓のリズムに乗せ、繰り広げられるダンスパフォーマンスが見どころだ。綾花さんは「和太鼓とダンスが融合した新しいエンターテインメントを提供できたら」と意気込んでいる。
チケットは全席自由で前売り一般3000円、高校生以下1500円。当日は各500円増し。蔵、珍味の山珍(白老)、さいとう楽器(苫小牧)、アーニス(登別)で扱う。問い合わせは綾花さん 携帯電話090(8706)1375。