白老町日の出町の社会福祉法人天寿会が運営するグループホームしおさい(西村文洋管理者)は20日、敷地内で夏祭りを開き、入所者(定員12人)と地域住民がステージイベントなどを一緒に楽しみ、交流した。
同施設は障害のある人らが共同生活する施設。毎年夏に入所者で実行委員会をつくり、祭りの内容を決めて開いている。
近年はコロナ禍で中止していたが、昨年は入所者と家族で実施し、今年は5年ぶりに地域住民を交えて開いた。屋外にテントを張ってテーブルや椅子を並べ、入所者と住民がカラオケ大会やビンゴ大会で盛り上がった。職員が炭火で焼いた苫小牧産ホッキ貝や焼き鳥も味わった。
実行委の大友崇委員長(54)は「みんなで協力して楽しい祭りにできた」と納得の表情。管理者代理の佐藤秀幸さん(41)は「イベントなどを通じて私たちから積極的に地域に溶け込むようにしたい」と話していた。