開業4周年を12日に迎えた白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)は、13~15日にアイヌ古式舞踊などを披露する「ウポポイ祭」を敷地内で開く。節目を記念するイベントで、道内各地域に伝わるアイヌの舞踊をはじめ、伝統料理のだし、具材の違いなどを知り、体験することもできる。
古式舞踊は、13日浦河町、白老町、14日帯広市、釧路管内白糠町、15日様似町、札幌市の各団体が体験交流ホールで披露する。各日午前11時半、午後2時半から約30分。
伝統料理は、13日に平取町のカルシオハウ(きのこの汁物)、14日に様似町のヤムオハウ(冷たい汁物)、15日に釧路市阿寒町のポネオハウ(動物の骨入りの汁物)を体験学習館で提供する。午前11時~午後0時半の先着100人限定で、舞踊、料理共に整理券が必要。
このほか、歌や踊りの解説を聞き、体験もできる文化解説プログラム「ウパシクマ」を各日午後1時からチキサニ広場で行う。伝統芸能上演「イノミ」も15日午後4時半から、体験交流ホールで予定している。
施設内のレストラン、ショップでは、期間限定のメニューや商品を用意。担当者は「6地域の踊りと3地域の食を集めた。踊りと食で多彩なアイヌ文化に触れてもらえたら」と来場を呼び掛けている。
プログラムの詳細は公式サイト(https://ainu-upopoy.jp)。