むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)は10日、2025年度以降の入学者を増やすために必要な取り組みについて、全校生徒136人と教職員らが初めて意見交換を校内で行った。生徒たちは、同校の魅力が中学生に伝わる方法について短期、中期、長期の視点で考え、代表者が全員の前で発表した。
町によると、同校の入学者数は13年度は190人(うち、鵡川中学校出身者64人)だったが、23年度は131人(同38人)で、減少傾向にある。
生徒たちは学級数を維持し、閉校を回避するため、17班に分かれて意見を出し合った。代表者は「テストがないことを中学生に伝える」「制服を見直すべき」「SNSに動画を投稿して、興味を引くようにする」などさまざまな意見や案を発表。柳本校長は「皆さんの意見をまとめ、できることをしていきたい」と話した。