植物由来食で前立腺がん進行低減?

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  • 2024年7月9日
植物由来食で前立腺がん進行低減?

  野菜や果物、豆類などを原材料とする「プラントベース(植物由来)食品」を食べる量が多い人は、前立腺がんの進行リスクが低下する可能性があると、米国の研究グループが発表した。

   研究グループは、2004~16年に食事と生活習慣のアンケートに回答した転移のない前立腺がん患者2062人(年齢中央値65歳)について、植物由来食品全体(精製穀物などを含む)と健康的な植物由来食品(全粒穀物など)の摂取量でそれぞれ5グループに分類。中央値で6.

  5年間追跡調査し、植物由来食品の摂取と前立腺がんとの関連を調べた。

   分析の結果、植物由来食品全体の摂取量が最も少ないグループと比べ、最も多いグループでは前立腺がん進行リスクが47%低かった。健康的な植物由来食品については、前立腺がんの悪性度を示すグリーソン・スコア(2~10点)が7点以上の680人に限定すると、摂取量が最も多いグループで進行リスクが55%低かった。

  (メディカルトリビューン=時事)

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