便秘や軟便の自覚症状がある人のうち、3人に1人が排便に慢性的な悩みを抱えているにもかかわらず、過半数が対策をしていなかったと、飲料メーカーの伊藤園(東京都渋谷区)が発表した。
同社は4月、便秘や軟便の自覚症状がある20~60代の男女500人を対象に、排便状態と対策に関する意識調査を実施。「便秘気味」または「軟便気味」、もしくは両方を自覚する人に、日常生活で排便に困っているかどうかを尋ねた。
その結果、困り事が「慢性的にある」と回答した人は32.3%いた。内訳を見ると、「便秘気味」が75.1%、「軟便気味」は32.6%で、男女とも「便秘気味」の人の方が多かったが、男性では「軟便気味」の割合が女性より高かった。
一方、便秘や軟便の自覚症状について、59.9%が「対策していない」と答え、排便の悩みが放置されている実態が示された。
(メディカルトリビューン=時事)