今春、校長となり、初めての勤務校が苫小牧市では初の義務教育学校になった。「1年生との出会いは新鮮でした」と入学式の印象を語る。
前任は、同市の中学校では生徒数が最多の青翔中学校の教頭。義務教育学校の植苗小中学校に赴任し、同校の子どもらに育まれた学年を超えた絆の深さ、地域との交流で培われた学びの資源を、教育に最大限に活用していく考えだ。
これまでの教員人生では、各児童生徒の可能性を最大限に引き出すことを意識してきた。「誰よりも寄り添い、持っている魅力に気付くことが大切」と話す。今後について「一人一人と向き合い、9年間一貫した方向性で教育活動ができる強みを生かしたい」と語った。
神奈川県出身。東海大学卒業後、2年間塾で講師を務めた。苫小牧市では光洋中学校と啓北中学校で一般教員。趣味は温泉巡り。