5類移行1年 感染急拡大はなくも増減 人の動き活発後に波

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  • 2024年5月8日
5類移行1年 感染急拡大はなくも増減 人の動き活発後に波

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行してから、8日で1年を迎えた。苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)ではこの1年、週ごとの定点医療機関当たりの患者数は最大でも20人以下で、感染が急拡大する局面はなかった。ただ、人の動きが活発化した後に増える傾向は従来通りで、インフルエンザなど各感染症は季節を問わず流行。保健所は引き続き基本的な感染対策を推奨している。

 感染者数の公表は、昨年5月7日以前のコロナ「2類相当」では、医療機関全ての「全数把握」で毎日だった。同5月8日の5類移行に伴って、季節性インフルエンザなどと同じ「定点把握」となり、週1回の公表に変更された。苫小牧保健所管内は、定点医療機関8カ所の平均患者数を、1医療機関当たりとして公表している。

 その感染者数は、子どもの夏休みやお盆後の昨年8~9月、年末年始明けの1~2月にそれぞれ増加。ピークは昨年9月4~13日の週、1月29日~2月4日の週のいずれも17・63人。ただ、感染拡大が続いたインフルエンザは今年3月の警報発令時点で45・88人に達しており、その半分以下にとどまった格好だ。

 5類移行後のコロナ感染状況について、同保健所は「感染者数は人の接触が多くなる時期や、寒さで換気も少なくなる冬に増えた」と分析しつつ、数字上は「急拡大はなかった」と説明。ただ、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しないよう、重症化リスクがない人に自宅療養を促し続け、5類移行に伴って外来、入院費が自己負担となった影響もあるとみている。

 一方、この1年間はインフルをはじめ、子どもが感染しやすいA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶レン菌)、咽頭結膜熱(プール熱)など、各感染症の警報発令が相次いだ。コロナ禍の対策徹底の反動で、病原体への免疫力も低下しているとみられ、インフルは4月19日に、溶レン菌、プール熱は今月7日にようやく警報解除に至った。

 同保健所は「コロナはゼロになることはない。これから夏に拡大する可能性もある中、感染状況を見ながら手洗いや消毒、換気などの対策を取ってもらえたら。発熱などの症状があるときは、学校や会社に行かず自宅で休むなど、これまでしてきたことを徹底してほしい」と話している。

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