斎藤征義と賢治を語る会(丸山伸也代表)は、とまこまい元気ホール(表町)を会場に宮沢賢治来苫百年記念講演会を企画。朗読や地元シンガーのミニライブも予定されている。
講演会は函館在住のライター・編集者で編集工房かぜまち舎主宰の中川大介さんが「賢治と北海道」と題し、90分間語る。岩手の花巻農学校の教員だった賢治が修学旅行の引率で岩見沢、札幌を経て来苫。夜の散歩で詩「牛」が誕生した背景や王子製紙苫小牧工場を見学後、白老に赴いた旅程などから賢治の心情をひもとく。
講演後は、朗読サークル「響」の秋田美枝子さんが「よだかの星」を朗読。シンガーソングライターかんばやしまなぶさんが「牛」にメロディーを付けたオリジナルソングを披露する。
丸山代表は「講演はなぜ全国的に賢治が愛されているのかが分かる内容になっている。賢治は苫小牧と深い関わりがあることを多くの方に知ってほしい」と話す。
メ モ
19日午後1時30分~同3時30分。苫小牧市表町2のとまこまい元気ホール。参加無料。問い合わせは斎藤征義と賢治を語る会の丸山代表 携帯電話090(3398)4357。