安平町は4月30日、種田直章教育長(64)が1日付で退任し、新教育長に町地域プロジェクトマネジャーの井内聖氏(50)を選任、町議会第3回臨時会に人事案を提出し、同意された。
井内氏は旧追分町出身。1996年3月に北海学園大学を卒業後、千歳市や江別市の中学校で社会科の教諭を9年間務めた。2005年から学校法人リズム学園(恵庭市)の教員として勤務し、16年から20年にはやきた子ども園の園長を務めた。町教育支援委員会委員や町社会教育委員などを歴任し、23年4月に同マネジャーに任命された。
人事案は、町議による無記名投票で賛否を問い、多田政拓議長を除く出席町議10人中、賛成5人、反対5人で同数となり、多田議長が原案に同意した。及川秀一郎町長は、井内氏が豊富な経験を持っていることに触れ、「健全な教育行政を公正公明に進めていただけると確信している」と期待した。
町議会臨時会では、人事案を含め議案10件、承認6件を可決し、閉会した。