白老町民有志による有償観光ガイド団体「白老おもてなしガイドセンター」(岩城達己代表)は24日、町中央公民館で2024年度総会を開いた。会員24人が出席し、今年度事業のほか、ガイド報酬の支払いを日当から時間給に変更することを決めた。
同センターは、観光客にガイドを行う組織。町主催「おもてなしガイド人材養成講座」で学んだ町民有志が21年度に発足した。
今年度事業には、旅行会社から依頼される民族共生象徴空間(ウポポイ)やポロト自然休養林でのツアーガイドの受け入れを承認した。すでに札幌市の中学校や医療関係団体の教育を目的とした旅で依頼が入っているという。
ガイド報酬は昨年度までの1日当たり2000円から、1時間当たり1500円程度とすることにした。活動が4年目に入り、利用者が増えている中、会員のプロ意識を高めるのが狙い。岩城会長は「資質を高め、プロガイド団体としてさらに飛躍していきたい」と語った。
2023年度の事業報告では、旅行会社や個人、団体から依頼されたガイドは前年度比60回増の124回。利用者は266人増の1066人に達したことを確認した。