白老町と登別市内の観光施設では、ゴールデンウイーク(GW)期間、さまざまなイベントを用意し、道内外からの観光客を楽しませている。
白老町虎杖浜のナチュの森は、土日祝日に時間限定でポニーの触れ合いや引き馬体験を実施している。28、29両日と5月3~6日はキッチンカーも並ぶ。敷地内の「森の工舎」では縄文展も開催中だ。5月1日は特別営業し、同2日は休業。
町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)はアイヌ語を学ぶ体験型プログラム「イタク トマリ」を展開中。29日と5月6日の各日午後4時半からは、アイヌ語のみで進行する舞台「イノミ」を体験交流ホールで上演する。慣例では閉園の30日は開園する。
町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館は6日まで、よろい装束の武者人形や弓太刀飾りなど約20点を並べ、「武者人形展」を開催中。5日午前10時~午後1時は、よろいかぶとの試着や乗馬を楽しめる「こどもの日イベント」も開く。同日は入館無料。29日開館、30日休館。
町末広町のしらおいイオル事務所チキサニは6日まで、町内のアイヌ伝統工芸サークル「テケカラペ」の作品展を開催中。会員が仕上げたチタラペ(文様入りのござ)などを並べ、民族伝統の手仕事の奥深さを伝える。各日午前9時~午後4時。月曜休館。
登別市ののぼりべつクマ牧場は、1月に誕生した子グマ2頭を27日に一般公開した。体長は35センチと37センチで、体重は3・6キロと3・7キロ。ともに母マロン(11歳)と父トッキー(6歳)の子。名前を募集中で、5月6日までと同11~26日の土日曜日に子グマとの記念撮影(有料)の場を設ける。飼育担当者は「今しか見られないかわいい姿を見て、かわいい名前も付けて」と呼び掛ける。
同市中登別町の登別伊達時代村は野外アクションショー「忍者砦(とりで)」を実施中。5月3~5日には村内各所で曲芸や和太鼓演奏を披露するイベントを実施し、江戸時代の活気を再現する。
同市登別港町の登別マリンパークニクスは、ニクス城の特別展示スペースで、ウナギやチンアナゴなど12種類を展示する「にょろにょろ展」を開催中。担当者は「多種多様で不思議な形をした生き物に注目して」と呼び掛ける。登別の3施設は6日まで休まず営業。