春の全国火災予防運動(30日まで)に合わせ、白老町日の出町の白老さくら幼稚園で22日、町幼年消防クラブの発会式が行われた。3~5歳児計43人が消防車両の放水を見学し、消防活動に理解を深めた。
町内の保育園と幼稚園の全5園は、園児に火の怖さを知ってもらおうと毎年度、幼年消防クラブを発足させている。今年度は19日の海の子保育園を皮切りに発会式を行っている。
白老さくら保育園では、園児たちが背中に「防火」と書かれた法被姿でホールに集合。町消防本部の職員が避難時の心構えとして、押さない、走らない、しゃべらない、戻らない―の頭文字を取った標語「おはしも」について説明した。その後、園児たちは職員に「僕たち、私たち、火遊びはしません。立派な消防クラブの子どもになります」と元気な声で宣誓。園庭に出て消防車両の放水を見学した。
町幼年消防クラブは、1980年4月設立の町少年婦人防火委員会に属し、84年7月に緑丘保育園で発足して以降、2015年までに、町内の幼稚園と保育園の全園が活動を始めた。