東京商工会議所は22日、2024年度の新入社員を対象とした意識調査の結果を公表した。「理想の上司」のイメージに近い有名人を尋ねたところ、スポーツ部門では米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が1位に選ばれた。大谷選手の選出は2年連続となった。
大谷選手を選んだ理由について、新入社員からは「具体的な指導をしてくれそう」「チームワークを重視しリーダーシップもある」といった声が聞かれたという。調査時期は今月上旬と、大谷選手の通訳を務めていた水原一平容疑者による違法賭博疑惑の発覚後。東商による新入社員研修の受講生を対象に行い、957人から回答を得た。
調査は芸能界・文化人、スポーツ界、歴史上の人物を1人ずつ尋ねた。芸能界・文化人ではアナウンサーの水卜麻美さん、歴史上の人物では織田信長が1位に選ばれた。
「就職先の会社でいつまで働きたいか」との質問に「定年まで」と答えた割合は21・1%と、前年度比3・3ポイント低下。一方で「チャンスがあれば転職したい」との回答は6・4ポイント上昇の26・4%と、1998年度の調査開始以降で最高だった。