白老港湾振興会は2024年度定時総会を16日、白老町のしらおい経済センターで開いた。関係者や来賓ら20人が出席し、船会社や物流企業に白老港の利用促進を働き掛けるポートセールス、クルーズ船の誘致など、今年度の事業計画を決めた。
現時点の白老港取扱貨物量は、道内の地方港湾23港で17年連続1位になる見通し。ただ、23年度は町外へ輸送する砂や砂利の需要減により、前年度比11万トン減の81万トンとなった。
貨物品目の開拓と企業誘致活動が急務になっており、事業計画では、白老港の利用促進に向けた支援を国土交通省などに要望することとした。同港第3商港区に寄港を予定する豪華客船「にっぽん丸」の歓迎式の実施も決めた。
大頭和彦会長は「第3商港区の利活用を進め、町と共に、国に対して積極的に要望していきたい」と述べた。