子どもの健全育成と親同士の交流に活動する「しらおい親と子の劇場」(三河和枝運営委員長)は14日、白老町緑丘福祉館で進級進学お祝い会を開いた。町内に通園、通学する園児、児童と保護者約25人が、長さ9メートルののり巻きを作り、一緒に味わって交流した。
同会は会員制の町民有志団体で、地域の保護者や異年齢の子ども同士で育ち合うことを目指し、舞台鑑賞や季節を楽しむ活動をしている。「お祝い会」は学年が上がったことを励ます恒例の催しで、「仲間と一緒に非日常を楽しもう」と毎年のり巻き作りに挑戦している。
会員らはまず、9メートル分につなげたのりに、ご飯を敷き詰めた。この後、キュウリやレタス、卵焼き、唐揚げなど12種類の具材を載せ、三河運営委員長らの掛け声に合わせて一斉に巻いた。
町内の幼稚園に通う4歳の長女と初参加した苫小牧市錦岡の佐々木篤子さん(33)は「皆さんと一つのものを作るのは楽しい」と笑顔。町の団体職員、鄭延雪さん(35)と長女趙騫寉さん(8)=白老小2年=も「のり巻き作りは面白い」と話していた。